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- もの、あれに非ざるはなく、もの、これに非ざるはなし。 見方によって全てが変わる。
- 天地は一指なり、万物は一馬なり。 命のあり方は誰でも同じでなんの差別もない。
- 道は通じて一たり。 無我になると一切が宇宙の一つの生命で働いている、万物は同根である。
- 水の積むこと厚からざれば則ち大舟を負うに力なし。心を広く大きくすれば想像力が増す。
- 五百歳をもって春となし、五百歳をもって秋となす。大きな気持ちになると苦悩は解消する。
- 世を挙げて之を誉むるも勧めるを加えず。褒められてもいい気にならない。貶されても意気盛んに生きる。
- 至人は己なし。充実した人間は自己主張しない。
- 鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず。贅沢になると労働の量が増える、小さな喜びを十二分に味わう。
- 時雨降りたるに、しかもなお浸灌す。余計な欲望を持ってその達成の為に朝から晩まで神経をすり減らす、現在の生活で充分である。
- 大を用いるに拙なり。大人物は用い方を知っている。
- 朝三暮四。どちらでもよいと考えれば争いごとは起きない。
- 大知は閑閑たり、小知は間間たり。立派な知恵は悠々としているが、つまらない知恵に惑わされる人間はせこせこしている。
- 心は固に死灰のごとくならしむべし。燃えている灰に水をかければ、腹を立てなくなる。
- 吾、我を喪えり。我を捨てて、生まれたままの自分に帰る。
- 未だ天籟を聞かず。自然のように迷いがない。
- せいあはもって海を語るべからず。井の中カワズ。
- 蟷螂の斧。人と戦ったり批判したりしない。
- 知らざるところに止まる。知らないことは、分かりませんと言う。
- 魚はこれを見て深く入る。大自然には美人も不美人もない。
- 夢に胡蝶となる。両方を認める、どちらでも良い。
- 蛇のウロコ、セミの翼。世の中は全て持ちつ持たれつ。
- 吾は待つあり。自然は人間の理屈で動かない。
- 知やかぎりなし。いいことをしても名誉は求めない。
- 技より進む。技術以上の自然の道理。
- 樊中にやしなわるるを求めず。自由の生活ぎいちばん望ましい。
荘子の思想 その二