【書評-183】 執着しないこと
執着しないこと
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。
スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を
とられたのち、1980年に派遣されて来日。
明るさによって生きることを楽しめる。あらゆることに対して執着しない潔さ。
余計なことを考えない。
考えていることは全て妄想。主観を入れず理性的に客観的に判断する。
この世に存在するすべてのものが不完全なのが真実。
私は完璧な人間ではありません、でも、だから何ですか?
自分を他人として観察する。
バレたらやばいことをしない。心が汚れないように毎日を過ごす。
与えるものが友達を作る。似たもの同士が仲間になる。
自分が役立てることを積極的に見つけてお手伝いをさせていただく。
自分の気持ちを知る。
助けたり助けられたりして協力して生きていく。
自分がともしびになる。
お父さん、お母さんが落ち着いた心でいれば子供の心も落ち着いていきます。
現状維持にすがれば悩みは増すばかり、世の中は刻一刻と変わり続けているから。
環境に合わせて自分を変えていく。
無常は自然の法則。
あらゆる苦しみは執着、何一つ私のモノはない。
モノは使ってこそ価値がある。
誰かと共有して使う。
必要な量の資源をつかい、その資源を決して無駄にしない。
投資=自分や事業を少しずつ成長させていくこと。
傲慢にならない。
自分に不必要な知識は憶えなくてもいい。
過去は死んでしまったもの、間違いはもう繰り返さないぞ。
幸せは自分の心が決める。今が最も重要。
いま、私は何をすればいいのかがハッキリしないからストレスになる。どうすればよいのか悩まない。
今を生きる。
中道=正しい対応、間違いはない。
相手のことを真剣に心配し相手の幸福を期待する人。
正しい判断は何か?と常に自問自答する。今ここの条件での正しい態度は何なのか。
未来のことは考えなくていい、今やれるところまでやってやろう。
今の瞬間を思う存分に、喜んで、充実して生きる。
老いたくない、病気になりたくない、死にたくないという気持ちを捨てる。
心を育てていく、心の汚れを取り除く。
よく笑い、よく慈しむ。
この状況を認め明るく生きよう。
生命は必ず死ぬ。
笑うと悩みがなくなる、怒ることもない。