【書評-170】感情の整理ができる人は人生うまくいく
感情の整理ができる人は人生うまくいく
枡野俊明
筆者は横浜市鶴見区にある
曹洞宗徳雄山建功寺(最寄駅:鶴見駅、菊名駅)のご住職。
多摩美術大学 環境デザイン学科教授。
国内外で禅の庭をデザイン。
風が雲を運ぶように感情を受け流す。
喜怒哀楽に心を委ねることなく心静かに。
自身の心の持ちようを一歩ずつ高めていく。
【心に響いた教え】
喫茶喫飯、あれこれ考えずにいまやっていることだけに心をこめる。
いまという一瞬に全力を尽くしていれば後ろには必ず道ができる。
真正面からぶつかる、断られることを怖がらない。うまくいかなければご縁がなかった。
少しずつ相手の心の中に入り揺らぐことのない信頼関係を作る。無理やり繋ぎ止めずに自然の流れに任せる。
自分が持っている良さを見つめ活かす。
他人の人生をなぞるより自分の道を歩く。才能を開花させるには続けること。落ち込まずに自分の才能を信じる。
コツコツと努力して小さな成功体験を積み重ねる。
今ある自分を全面的に肯定する、これが自分の生き方・人生だ。
自分を大切にする。
いかにぶつからないように自己主張していくか。
全ての人に素晴らしいものがある。自分にしかできないやり方を見つける。
素直に謝ることは人付き合いの基本。
にっこり笑って挨拶をする。
徳のある人の下には沢山の人が集まってくる。
周りの雑音を気にせず人のためになるよう心掛けをする。またまだ自分には徳が足りない。
誰かを幸せにする。仕事を通して人とかかわる。
足りないものを足すよりいらないものを捨てる。
一つの会社だけが唯一無二の土俵ではない。
感情的にならない、考え抜く。自分の本音はどこにあるのか。
失敗を恐れず挑戦する。諦めない強い気持ち。
態度と努力は自分が100%決められる。
道は必ず開ける。目の前にある階段を登る。結果や評価を気にせずただ目の前のことに集中する、全力で立ち向かう。
答えを求めるのをやめる、もともと正しい答えなどない。
考えるより体で感じること。
やらされないで主体的に取り組む。
人生は他人のものでなく自分のもの。今やるべきことを必死にやると、周囲は魅力とエネルギーを感じる。
他人を羨んだところで自分は何も変わらない、無駄な時間を過ごすだけ。
自分にとっての程よい加減。
仁運自在、流れに身を任せる。あがいても仕方がない、何とかなるさ。
あの人がいてくれてよかった。
何もないということは何でもできるということ。
災い転じて福となす。
済んでしまったことはくよくよしても仕方がない。大丈夫、何とかなるさ。
人のために尽くすこと、幸せを分け与えること、これこそ人としての幸せ。