【書評-124】禅、シンプル生活のすすめ

禅、シンプル生活のすすめ
枡野俊明
筆者は横浜市鶴見区にある
曹洞宗徳雄山建功寺(最寄駅:鶴見駅、菊名駅)のご住職。
多摩美術大学 環境デザイン学科教授。
国内外で禅の庭をデザイン。
ちょっとだけ習慣と見方を変えるだけの
シンプル生活。世の中ではなく自分を変える。
【心に響いた教え】
考えても仕方のないことは考えない。眠る前は嫌なことを考えない。不安には実体がない。
得ることよりも手放すことが先。心や体の荷物を捨てる。豊かさが入ってくる。
本来無一物、無一物中無尽蔵。誰もが無限大の可能性を秘めている。
地味な仕事をコツコツと積み上げる。じっと時機を待つ。オンとオフ、心の中に自分なりの門をつくる。
柔軟な心で変化を受け入れ過去に執着しない、新たな美しさや希望を見出す。
決断力とは自分を強く信じる力。最後は自分一人で決める。
毎日同じことを繰り返す、地味で地道なことを当たり前に続けていく。そしてあるとき道を究める。
本来の自己は一点の曇りもない清浄無垢なもの。本来の自己を探すことが悟り。
ひけらかさない。
生死事大 人生には運不運がつきもの、一日一日を大事に生きる、それを続けてこその人生。私たちは生かされている。