【書評-109】 大人のための仏教童話
大人のための仏教童話
東ゆみこ
お茶の水女子大学卒、神話学者。
仏教童話を使い、アメリカの大学生に
日本文化と日本語を教える試み。
他者への恐れをはじめとする対人関係の
様々な悩みの根源が自己執着。
【心に響いた教え】
人生は一切苦である。瞬間瞬間に怒りや貪りの感情や思考の影響を受けている。人間の苦しみや憂い悩みを解決するのに関係ない問題は悩まない。
心の絶対的な平安を得る。
一切は苦
苦には原因がある
苦の原因を滅すべき
苦の原因を滅するための道
諸行無常、はかないもの。変化するものに執着している。
相手を利する、相手に害を与えない。
現象が相互に依存していることを縁起、実体を欠いていることを空という。
悪い習慣を抜本的に改革するには勇気と行動力を必要とする。他人を思う心の大切さ。
自己探求は、自分で自分の心を探究する。他人が行ったものは役立たない。
利他 純粋な心で相手のために何かをする。善い動機で行う。
遊戯三昧 それに没頭しつくせば、必ず何かがある。
慈悲心 生きとし生けるものが幸福でありますように。
菩提心 他者を救うために悟りを得たい。