【書評-40】 力を抜いて生きるの裏技
力を抜いて生きる
有馬頼底
臨済宗相国寺派第七代管長。
鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)の住職も兼任。
京都仏教会理事長。久留米藩主有馬家の子孫にあたる。
喫茶去 力まず肩の力をぬく。
生きた人間性、生きた行動に立ち返るには
禅が最も有効な方法。
力を抜くには持っているものを全て吐き出すこと。
【心に響いた教え】
どんなところにも喜びや楽しみはある。逃げない、諦めずにチャレンジする。一日暮らし、今日只今。
別是一壺天 壺の中にもう一つの世界がある。不運が素晴らしい幸運であるかもしれない。どん底にまで落ちればそれ以上落ちることはない、ゼロからの再出発。
チャンスは自分で掴み取る。常に求め続け、探し続ける。途中で絶対やめない強い気持ちで、とことんまでやり抜く。一つのものごとに脇目もふらずに一生懸命打ち込む。
一夜賢者 ただ現在のことをありのままに観察し、動揺することなく、それをしっかり見極め、実践せよ。
白珪尚可磨 安易な妥協をせずに、もう磨きようがないものを更に磨く。