老子の思想2
- 道は大なり。 人は宇宙の活動力で生かされている。
- 天地は不仁、万物をもって芻狗となす。 なんの善悪もなく無造作に作り出される。あれこれ言わず自然のなりゆきに任せる。
- 愛して、身をもって天下となす。 尊い命、とことん自分を愛する。
- 重は軽の根たり。 弱い人の人生に花を咲かせる。
- 常に善く人を救う、故に棄人なし。 寛大な心で人に接する。
- 古の道を執れ。 ゆっくり落ち着いて、一歩を譲る。
- 天下は神器なり、為すべからず。 地球は神が作った器。神器を汚さない。
- もの壮なれば則ち老ゆ。 急激に盛んになるとすぐに衰えてしまう。ゆっくり落ち着いてコツコツやる。
- 勝ちて美とせず。 勝っても誇らない、偉ぶらない人は美しい。
- 樸は小なりと雖も天下能く臣とすることなし。 好きなことをやれ。人に使われなくてもよい。自主的に生きる。
- 人に勝つ者は力あり、自らに勝つ者は強し。 人に勝つより自分自身に勝つ。
- 大道は氾として、それ左右すべし。 人間以外の全てが自然の命。
- 功成り名遂げて退くは、天の道なり。 春は仕事を終えると夏に地位を譲る。
- 光ありて輝かさず。 才知をギラギラと光らせない。
- 小鮮を烹るがごとく。 過干渉は子供をダメにする。
- 牝は常に静をもって牡に勝つ。 女性は男性に優しく勝つ。広く長い目でものを見つめる。
- 大なる者は宜しく下ることを為すべし。 強い人ほど謙虚に生きる。
- 千里の行は足下より始まる。 千里の道もはじめの一歩から。
- われに三宝あり。持してこれを保つ。 慈 優しい心、倹 欲望を控えめ、トップに立とうとしない(自然にトップにたつ)。
- 敢えて寸を進めずして尺を退く。 前進よりも少し退く。他人の利益も守ってやる。
- 知りて知らずとするは上。 あまり知らないような謙虚な態度。
- 天網恢々、疎にして失わず。 自社に関係なくあらゆる人にするサービスこそ誠のサービスである。
- 大怨を和すけれども必ず余怨あり。 いつまでも怨みは残る。暴言、暴行、暴力は慎め。
- 小国寡民。 国が小さく人口の少ないところが理想。
- 正言は反のごとし。 水のように。