代表的日本人

〜永遠の今を生きる者たち

武士道の新渡戸稲造と同級生である内村鑑三氏の本。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の五人の生涯を取り上げている。

英語の本で欧米人に日本民族、文化を表現した。

【西郷隆盛】

  • 主語が天になるような生き方をする。もっと大きなものの一部になる、大きなものの働きに参与する。
  • 革命家は無私になる。
  • 待つ、世の中に求められるように生きてみる。
  • 敬天愛人 自分と他者を大事にすることがそのまま天を敬う。
  • 大事なときには機会は自ら作り出す。
  • 弱者に寄り添う人生。

【上杉鷹山】

  • 危機・試練は好機。
  • 実践者。
  • 自ら出向き、弱い人達が安心の中で暮らしていけるように改革した。
  • 経済と道徳を分けない、富はいつも徳によってもたらされる。
  • 真のリーダーは人々と率いる外的立場と人々に仕える内的な立場を持つ。
  • 上に立つ者は弱みを持っている人間を決して裁いてはならない。

【二宮尊徳】

  • 階段を一歩一歩登るように自らの固有の道を見定めていく。自分がどんな原石か。
  • 人々に求められることに無私の精神で没頭。
  • 失うものがないところに立ってみる。
  • 誰かが必ず見ていて必ず相応しい評価を得る。
  • 人の上に立つ者は自分がしなかった、できなかった仕事をしているひとの近くに寄って目を凝らして見る。そこに従事している人々の尊厳をいつも感じるようとすること。
  • 誠実さが全て。
  • 働くことは、人と人、人と時代、人と自然、人と歴史を繋ぐ働きのこと。
  • 理に生きる人は急がず、待つ。

【中江藤樹】

  • 生活を正し聖人になる。
  • 独立 その人がその人であること。自分の独立を真似よ。

【日蓮】

  • 回心 人の方に向いていたのを天の方に向きを変える。

『後世への最大の遺物』

  • 後世のために金を溜めた
  • 後世のために事業をなした
  • 後世のために思想を書いて遺した
  • 後世のために弱いものを助けた
  • 後世のために艱難に打ち勝ってみせた
  • 後世のために品性を修練してみた
  • 後世のために義侠心を実行してみた
  • 後世のために情実に勝ってみた

徳を積む、自分が求められていることを実践するのが人生。種子が大木になる。

真面目。試練にどう向き合っているかの態度。

自分て何をなすかではなく他者から何を受け継ごうかと考え人生を送る。

知識を蓄えるには読書が一番