【書評-9】 日本を明るくするのは禅的生活ダイエットだ
禅的生活ダイエット
365日、ご機嫌な自分をつくる「減らす」技術
桝野敏明
筆者は横浜市鶴見区にある
曹洞宗徳雄山建功寺(最寄駅:鶴見駅、菊名駅)のご住職。
多摩美術大学 環境デザイン学科教授。
国内外で禅の庭をデザイン。
禅の美学は余分なものを捨て、
極限までシンプルにすること。
自分の生活を律し、怒りや不安を削ぎ落として
自分の軸となる「本来の自分の姿」や
満足度や幸福を味わう。
無駄に先のことを心配せずに
「何を捨て、何をやめるか」を即断即決すること。
【心に響いた教え】
善因善果 悪因悪果。善い行いをし善い縁を結ぼうと心掛ける。
而今(にこん) 今のこの瞬間は二度と返ってこない。未来と過去は頭の中の世界でしかない、今このときだけを生きる。
無一物中無尽蔵
何物にも執着していない心の中にあなたは無限の可能性を持っている。
毎日、合掌することで不動心を作る。仏様と自分が心を合わせて感謝、報告する。
生死事大無情迅速
人生とは大切なものであるのに、時はあっという間に過ぎ去ってしまう。
一瞬たりとも無駄にできない。
58の教えを日常の出来事に絡めて紹介されている。
自分に合うもの、出来ることを実践することで
心穏やかな人生を送ることができます。