【書評-78】 いい言葉が、心を掃除する
いい言葉が、心を掃除する
ひろさちや
東京大学印度哲学、仏教学を学んだ
仏教評論家。
諸行無常、色即是空。
仏教のレジェンドの教えを平易に解説。
【心に響いた教え】
生きることは苦そのものである。一時の楽しさに目を奪われていては真の安らぎは遠くなる。他人の役に立つ、他人を傷つけない。
道を求める心、自分の好きなことを何年も一生懸命やっていれば経済的なことは自然とどうにかなる。愚直に歩めば道は開ける。
本当の楽しみとは穏やかで落ち着いた心を保つこと。
地獄は自分の心の中にある。よし、乗り越えていくぞ。その気になればいくつになっても新しい自分になれる。
自分と同等か優れた友を得ることができないなら、犀の角のようにただ一人歩め。
自分の愚かさを知りそれを改めようと思える人間こそ賢者だ。真の学びは座学と実践の両方があってこそ。
諸悪莫作、衆善奉行=悪いことをしない、いいことをする。
人に与え、与えられるのが人生。日常生活が多くの人々から受ける恩によって成り立っていることを自覚する。
不幸に見舞われても思い悩まない、どれほど立派なひとでもそれからは逃れられない。