【書評-74】 阿保の知恵 自分らしい人生を送るための25のヒント
ひろさちや
東京大学印度哲学、仏教学を学んだ
仏教評論家。
すべての欲望は危険である。
状態を改変しても幸福が得られる訳でもない。
幸福は状態でなく存在そのもの。
あなたがいまある、そのまんまで幸せ。
【心に響いた教え】
すべては気の迷い。物事には物差しがついていない。不安、苦しみ、悲しみは空であって実体ではない。
たいていのことは、大したことない。なんだ、これくらいのことか。あまり未来のことを心配しない。
それぞれの人が、それぞれの状況において楽しく生きる工夫をする。未来がやってきたら、その未来はただそれだけのこと。
ほどほどに競争に参加する。勝っても負けても、あまり気にしないこと。
言う必要のない言葉は慎んで、むしろ黙っているほうがよい。他人を批判しない。喧嘩腰にならない。
遊ぶため、遊学のため。