【書評-56】 禅とは何か を学ぶ

禅とは何か

鈴木大拙

鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に参禅。

1897年より米国でオープンコート社編集員となり、

1909年に帰国。1921年大谷大学教授

The Eastern Buddhist Societyを設立


アメリカで禅を広めたパイオニアでおられる筆者が

今から約100年前に講演した内容。


【心に響いた教え】

常楽我浄 自由自在で物事に捕らわれない在る(事実)、在りたし(希求)に隔たりがある、それが心に不安を呼ぶ。

回向 自分の修めた功徳 (くどく) を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。

創造の世界、自分だけの独特の世界を創り出す。

初めは簡単に邪魔になるものを避けてししょうのないところに行こうとする。だんだん進んでくるとその邪魔にしたものがかえっていいとなる。それが本当に考えるということになる。

自然・生物に近づき本能に帰る。

新版 禅とは何か (角川ソフィア文庫) [ 鈴木 大拙 ]

知識を蓄えるには読書が一番