【書評-53】 それならブッダにきいてみようを生活に活かす

それならブッダにきいてみよう

アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。

スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を

とられたのち、1980年に派遣されて来日。


仏教は幸せに生きる=一切の苦を乗り越えるための学問。

怒りやすい人に有益な本です。

実際にある悩みに対するアドバイスが満載です。


【心に響いた教え】

世の中希望通りにならないもの、自分のエゴに気づき、自分の希望がなければ怒らない。幸福は与えることにあり。Give and Receive。幸福で穏やかで安らかでいられますように。

相手の言葉を自分の主観で解釈したから怒りがこみ上げてきたという事実を発見する。聞き流す。

他人は他人、自分は自分。丁寧な自己観察をし暗い気持ちを破る方法を発見する。まずは泳げなくてもとにかくプールに飛び込む。失敗して良かったと思う方がラク。

悩むのはそこに選択肢があるから。結局は一つしか選ぶことができない、将来は分からない。飛ばされたところで根づく。

自分の持っている性格・能力を自分のため社会のためにどう活かすか人間は皆同じだ、みな問題を抱えている。自分の性格を悲観的に見ずにできることを観る。誰もができることしかやっていない。

怒りが入らないようにいつでも笑う、いつでも他人を気にかける。楽しくてたまらないことをする。ターゲットを持ってそこに向けて頑張る、やれるところまでやってやろうという姿勢。

人間関係に所有はない、あるのは協力だけ。家族でもお互いにそれぞれ自由にやっている。問題は子供でなく自分にある。だから汚れた心は持ちません。もし汚れたら絶対に子供としゃべりません。

知識を蓄えるには読書が一番