【書評-41】 あなたを次のレベルに押し上げる「人生は引き算で豊かになる訓練」
人生は引き算で豊かになる
有馬頼底
臨済宗相国寺派第七代管長。
鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)の住職も兼任。
京都仏教会理事長。久留米藩主有馬家の子孫にあたる。
比較をしない
足るを知る
放下着
などのよくある発想をやめることを説いた本。
【心に響いた教え】
百花為誰開 どんなものにも存在している意味がある。どんな経験もどこかで生きるための糧となる。
和敬清寂。人とは仲良くして相手を尊重する。それできれいにして、いろいろなものを捨てなさい。ずっと楽に生きられる。人としての温かみが大切。
別無工夫 あれこれ工夫しようというはからいの心を捨て去ることが何より大切だ。○○のためという意識を忘れ無心で取り組む。
一期一会 これが最後だと思いなさい。その時間の重みがまるで違ってくる。人生最後の夕日。現在をよく見極め、動じることなく実践せよ。
直心是道場 境遇を嘆かない。どんな環境でも、そこから学び、成長することはいくらでもできる。どんなに過酷な状況でもひるまない。全てから恩恵を受けている。休まず一歩一歩、歩き続ける。