【書評-35】 禅的持たない生き方を作る
禅的持たない生き方
金嶽宗信
京都大徳寺大仙院住職尾関宗園師に就き得度。
東京・渋谷区広尾の臨済宗大徳寺派香林院住職
保護司、教誨師などを務めるほか
NHK大河ドラマ「功名が辻」「風林火山」の仏事監修。
制約があったほうが人生上手く行く。
はじめからモノがないほうが心豊かに過ごせる。
いかに自分に厳しくなれるかが修行などの
生活の智慧が満載の書。
【心に響いた教え】
威儀即仏法 日常生活のすべての動作が仏法そのもの、日常生活のなかに修行がある。モノを持たないほど幸せな世界が広がる。
なくても生活できるものか?全てのものは基本的に捨てることを前提とする。無駄なものは買わない。日用品と食料品以外のものはほとんど買わない。
最大の努力をするのに、最小の利益で納得できる人間を菩薩という。自分の体は道具の一つ、大切に扱う。孤独に生きずに、自立して自分の人生を生きよ。
いかに自分の持っているものを人に与えられたかで尊敬される。無事こそが、幸せなのだ。幸せは自分の中にある。
悪い感情を持たない。
人と比較しない。自分の持てる力を最大限に生かす。
自分の長所・短所を否定せずに受け入れる。
今置かれた場所で自分が主体となって無心に精一杯やる。