【書評-33】 禅トレで生きるのがラクになるとは何か
禅トレで生きるのがラクになる
藤田一照
1954年、愛媛県生まれ。
灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を
大学院で発達心理学を専攻。
院生時代に坐禅に出会い深く傾倒
博士課程を中退し禅道場に入山、得度。
渡米、17年半にわたって
マサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅。
2005年に帰国、坐禅の研究・指導、
2010年より曹洞宗国際センター所長。
Starbucks、Facebook、Salesforceなど、
アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。
人生とセットになっている
怒りやイライラ、不安などの本当の原因を探る
自分という人間をよりよく知る訓練書。
考えることを悩みのほうになるべく持っていかない。答えのでないことに耐える力=ネガティブ・ケイパビリティ。自分の心の声を聞いて自分なりの幸せの形を創造していく。
仕事は成果重視、遊びは過程重視。遊ぶために遊ぶ、それ以外に目的はないのが遊びの特徴。本人が楽しければそれで充分。楽しみは自分で作り出す。
考えても仕方のないこと、何の役にもたたないことはなるべく考えない。この局面を打開するためにはどうすればいいのか、そのことだけを考える。
自分は自分のなすことを黙々とやる。自分の存在価値はほかからでなく、自分が自分の中に自分で見出していく。他人の評価に振り回されない。
男女の関係は油断ならないはかないもの。上手くいかない時は、縁がなかった二人ということにする。