【書評-27】 凹まないはいいものだよ
凹まない マイナスな心をリセットする般若心経のことば
名取芳彦
筆者は江戸川区鹿骨(下町・小岩)にある
真言宗豊山派 元結不動密蔵院住職。元英語教師。
凹んだら、仕方がない、人のせいにせずに、
元に戻るしなやかな心を持てるように
般若心経の教えを一つ一つ口語訳し
噛み砕いて説明した本。
般若心経は心安らかな境地に至る
偉大な智慧の真髄の教え。
【心に響いた教え】
空 世の中には固定化されたものは何一つない。すべては縁により一つの状態から別の状態に変化し結果となる。その時々で、心安らかになる感じ方や考え方をすればいい。とらわれる・こだわる必要はない。不変の実体はないので、どう感じるかはあなたの自由。心の天気は自分で晴らせる。
自分を責めない、必要な時に他人が責めてくれるから。
みんなに好かれる人よりも、みんなを好きになれる人。
嘘はつかない方がよいが、正直に言わなくても良い。
批判されても落ち込むな、貴重なアドバイスだから。
どんな不幸を吸っても、吐く息が感謝であればいい。
今を精一杯生きるだけ。一生懸命になれそうなことをする。過去の嫌な出来事のおかげで今があると感謝する。大丈夫、世の中は、あなた次第。
他人に気を配りつつ、生きたいように生きる。忙しくても、少し余裕を持つ。自分の都合やこだわりを少なくすると、かえって積極的に、臨機応変に生きていける。
如実知自心 私たちは誰でも仏さまと同じ心を持ってるので、それをそのまま知れば悟りの境地に至ることができる。あなたが本来持っている素直な心のままでいい。
般若心経の本で一番分かり易いと思いました。