【書評-19】 脳がクリアになるマインドフルネス仕事術は、自分の中から生まれる
脳がクリアになるマインドフルネス仕事術
川野泰周
臨済宗建長寺派林香寺の19代目
大卒後に医師として6年間の臨床経験
鎌倉の大本山建長寺の専門道場「建長僧堂」で3年修行
マインドフルネスである「禅」を啓蒙。
ストレスと疲れのマネジメントを
マインドフルネスを活用し適切に向き合う指南書。
これからのリーダーは周囲と調和しながらも
自分の軸をしっかり保ち人々と先導していくこと。
ビジネスパーソン向けの本。
【心に響いた教え】
仕事中に必要なのは、いったん目標を忘れ、目の前の作業に集中して没頭すること。目標に捉われていないほうが自分の真のポテンシャルを発揮でき、より早く目標を達成できる。
至道無難 唯嫌揀択 色眼鏡を外しなさい。直ぐに判断を下さず、物事をフラットに見つめることが大切。相手の目線で考える習慣をつける。
人の話を聞くときは、発言内容を要約して伝えるつもりで、集中して聞く。最高の傾聴とは、注意という贈り物を相手に与えることである。
どんな意見や情報を取り入れたところで、最終的に頼れるのは自分しかいない。迷いを持たずに突き進む。
犯した過ちという事実だけを深く見つめ直し、その先の出来事や感情(責められたこと、後悔の念、恥など)はすべて雑念として手放す。事実と感情を切り分ける。
マインドフルネスは
あれこれ考えず、ただ目の前のことに集中する
姿勢を持って、これでいいのだ、と
ゆったり構え、穏やかに生きること。
いつも上機嫌でシングルタスクを心がけるぞ!