【書評-18】 あるあるで学ぶ余裕がないときの心の整え方の体験談を語るわ
あるあるで学ぶ余裕がないときの心の整え方
川野泰周
臨済宗建長寺派林香寺の19代目
大卒後に医師として6年間の臨床経験
鎌倉の大本山建長寺の専門道場「建長僧堂」で3年修行
マインドフルネスである「禅」を啓蒙。
精神科医と禅僧の専門を組み合わせた
心を健康に保ち、幸せに包まれて、今を生きるための
智慧が詰まった本。
目の前のことだけ考え、必死に取り組むことの
大切さを説いています。相手の話に耳を傾ける。
この人のためにできることは何だろうか?
相手の心が軽くなりますように
体が楽になりますように
幸せになりますように
【八支正道】正しい生き方をする為のお釈迦さまの教え
正見 | 正しく見る |
正思 | 正しく考える |
正語 | 正しく語る |
正業 | 正しく行動する |
正命 | 正しく生活する |
正精進 | 正しく度量する |
正念 | 正しく意識する=Mindfulness |
正定 | 正しく心を整える |
【心に響いた教え】
日々是好日 今日という日は二度と訪れないかけがえのない一日。毎日を全身全霊で生きよう。
仏教には他者と自分を比較する考え自体が存在しない。他者と競い合うことは不毛。競争を続けて、どこまで達成したら満足感が得られるのか。
怒りと反感に満ちたクレーム、理不尽なことを引き受けるとき、自分はクレーム処理のプロである。自分自身を否定されているのではない。同情ではなく、共感が大切。
プレッシャーは思いやりを生む。心にプレッシャーを感じることにより人間は他人の辛さをくみ取って思いやることができる。プレッシャーは乗り越えるのではなく、向き合う。
慈悲 思いやりの心をいつも胸に。
呼吸は人間が唯一意図的に内臓を動かし
自律神経を調整できる機能。
EQ (= emotional intelligence quotient)
心の知能指数を鍛えてみたいと思いました。