【書評-161】 禅が教えてくれる美しい時間をつくる「所作」の智慧

禅が教えてくれる美しい時間をつくる「所作」の智慧

枡野俊明

筆者は横浜市鶴見区にある

曹洞宗徳雄山建功寺(最寄駅:鶴見駅、菊名駅)のご住職。

多摩美術大学 環境デザイン学科教授。

国内外で禅の庭をデザイン。


美しい、誰にとってもこころよいこと。

それが正しい所作。時間も美しくする。


【心に響いた教え】

真理に気づき、それを心の拠り所に。

丁寧に生きる。

而今(にこん)、今、命を感じて生きる。

一息に生きる。

直ぐに動く。

善因善果、悪因悪果。

常に正しい所作で良い縁を迎える心構え。

結果は後からついてくる。

相手に対する敬意、信頼、感謝。

もてなしの心。

おいしい、綺麗、頑張る、元気。

輝ける場所がどこかにあるのではなく、自分が輝くのだ。

他これ我にあらず。精魂こめる。

させていただく。

同時、よろこびや悲しみをともにする。

挨拶、前向きな柔らかい心。

毎晩、自分のお葬式をする。

喝、迷いや悩みを断ち切る。

瞬く間に移り変わる、無駄な時間を過ごしてはならない。

自信と誇り、よい姿勢、堂々と。

成果を期待しない、なぜ座る、ただ座る。

怒りを受け流す美しい所作。

心をこめてやり続ける。

知識を蓄えるには読書が一番