【書評-157】 気にしない練習
気にしない練習 不安・怒り・煩悩を「放念」するヒント
名取芳彦
筆者は江戸川区鹿骨(下町・小岩)にある
真言宗(空海)豊山派 元結不動密蔵院住職。元英語教師。
気にしないひとになるための手がかりが書かれた本。どうすれば気にしないようになれるかを仏教を土台に展開。
【心に響いた教え】
自分を高め他人を安心させることを気にする。
いつでも、どんなことがあっても心が穏やかでいる。
悪口は言わざる、聞かざる。
お世話や親切はしっぱなし。
新しい自分が毎日更新されていく。失敗したって命まで取られない。
必要以上に構えず、力まず、先入観を持たない自然体でいる。心静かにする時間を持つ。
目標達成のために我慢してやってはいけないこと、我慢してでもやらなければならないことがある。
ま、そういう考えもあるよね、と一歩引く。
世の中は正論通りには進まない。
お先にどうぞ。
愛する、認める、役に立つ、褒める。応援する。
自分が何のために、何をしているのか、何が問題なのかを常に意識する。
当たり前と思えば傷ついたり落ち込んだりしない。
自分がここにいること、自己存在を肯定する。
親はしっかり子離れする覚悟を持ち、子供は親離れする勇気を持つ。別れは必ず来る。
自分の心が何を感じているか楽しむ時間を持つ。
順境もよし、逆境もまたよし。
かけがえのない縁。
自己肯定感、物事への関心、変化を楽しむ心。
自分自身のことを良く知ること、等身大の現実の自分を知ること、それに見合った生き方をすることが幸福への鍵。
今日感じたこと、感想入りの日記。どこにでもいる素敵な人たち。
いい物、好きな物を自分から探す。
夫婦関係は二人で一緒の共通体験。