【書評-156】 それならブッダにきいてみよう こころ編3

それならブッダにきいてみよう こころ編3

アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。

スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を

とられたのち、1980年に派遣されて来日。


仏教は一切の苦を乗り越えるための学問。物事をシンプルに考える。

物質のエネルギーは変わり続ける。心のエネルギー(働き)も因果法則により変化し続ける。


【心に響いた教え】

貪瞋痴 むさぼり、怒り、無知。

全ては無常、すべては捨て去るもの。

繰り返し起こるパターンを見つけ善い結果になるようにパターンを変える。

思考・妄想を止めると心は鎮まる。物事をありのままに観る。

どんな次元に生まれても自分自身で生きるために努力しなくてはいけない。

周りの人々が幸せになるために、いろいろと行動・努力していると、自分の自我が減っていく。

命というものは助け合うことで支えられている。

自分のエゴに気づく

生きるとは自分からいろいろなものが失われていく過程、私のものはひとつもない。

全てなくなることが生きること。

生きることは自然を壊すこと、物は必要な分だけ使う。自分が壊す分は最小限・最低限にする。

感覚や感情はただそのまま観る。不安なのは当たり前。

人は人格向上を目指して常に精進努力するべき。

期待しない、もの・人に依存しない。

心を清らかにする。

生きとし生けるものが幸せでありますように。

今失敗しない。

過ちを認める勇気、素直になる。

自分も他の一切の生命もただの生命である。生命として平等に観る。他人の尊厳を傷つけないように生きる。

嫌いな人々も幸せでありますように、と思えるような人間になる。

他人にだけではなく、自分にも優しく、一歩ずつ頑張る気持ちで取り組む。

自分は自分で充分です。

知識を蓄えるには読書が一番