【書評-154】 「退屈」の愉しみ方

退屈」の愉しみ方ー何気ない日常を大切にするヒント

名取芳彦

筆者は江戸川区鹿骨(下町・小岩)にある

真言宗(空海)豊山派 元結不動密蔵院住職。元英語教師。


楽 ガヤガヤとにぎやかにたのしむこと。

愉 心のしこりが取れてわだかまりがなくたのしいこと。

ヒマ 仕事などに拘束されずなんでもできる自由な時間が沢山あること。


【心に響いた教え】

いつでも、どんなことが起こってもおだやかでいられる心。

これもよし、あれもよし。

人生は苦、自分の思い通りにならない。諸行無常、不変の苦はない。

自分の都合を減らして心を穏やかにする。

不安の正体を見抜く智慧。

大受苦=苦しみを誰かの代わりに自分が受けようとする慈悲の態度。

坐禅をして得られるものは何もない。でも、怒りや心配、落ち込みや不安、死や年を取ることの恐怖がなくなる。

五風十雨 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る気候が作物に最適、世の中が泰平である意。

文句を言わない、愚痴を言わない。

笑う人、優しい人に近づく。

淡交 水のようにあっさり人と付き合う、徳のある人の交わり。

知識を蓄えるには読書が一番