【書評-152】 心がスッと楽になる般若心経

心がスッと楽になる般若心経

小林隆彰

比叡山延暦寺長臈天台宗大僧正。

空、すべての事物はみな因縁によってできた仮の姿で永久不変の実体や自我などはない。人間は大自然の中で生かされている。

水が大自然の中を融通無碍に動くことですべての生きとし生けるものが支えられている。大自然に感謝。

ものごとにとらわれず、大きく世界を見られるようになる。

【心に響いた教え】

自利利他、慈悲の心。こだわりを捨て、心を広くして、ものごとを大きく考える。空=無限。

生きていることの本質は、人のために生きているということにある。自分さえよければいいという思いはダメ。

この世の一切がはかないもの。人の心はうつろいやすく、行ったり来たり。とらわれない。絶えず移り変わっている。

事実を受け入れ、よくなるように努力する。心配しなくても大丈夫。

いま何をしているのか、これから何をするかが大切。刹那の積み重ね。つらいことが楽になる。

すべてを肯定的に考える。一切の苦しみや悩み、恐れを無くす。

知識を蓄えるには読書が一番