【書評-149】 ブッダが教えた本当のやさしさ
ブッダが教えた本当のやさしさ
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。
スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を
とられたのち、1980年に派遣されて来日。
【心に響いた教え】
空気、ご飯や刺激(生命とのぶつかり合い)など、外から入ってくるもので生きている。
自分に心地よい刺激を与えてくれる人はやさしい、自分が生きていくのに欠かせない、とてもありがたい人。やさしさという刺激は私たちの命。
ただし、他人から搾取することになるのであってはならないものでもある。
本当のやさしさはエゴのない生命という次元なので必要以上を求めない。自然でいること。
この生命は他の生命の協力によって成り立っています。共存主義。ネットワークのパーツとして振る舞う。
必要と欲しいを区別する。
一切の生命が
幸福になりたいと願っている
悩み苦しみは嫌ですと願っている
努力は実って欲しいと願っている
自分が何をやるべきかすぐにひらめいてほしいと願っている。
慈悲喜捨。