【書評-144】 小さな改善
小さな改善
名取芳彦
筆者は江戸川区鹿骨(下町・小岩)にある
真言宗豊山派 元結不動密蔵院住職。元英語教師。
人生は自分の思い通りにならない、だから少しずつ良くする。考え方を少し変える縁を加えれば、人生の軌道は変わる。
【心に響いた教え】
本来の自分でいられる一人っきりの自分の居場所を作る。
掃除を通し、白い布が汚れていくことを目の当たりにして諸行無常の道理を体得し貪り・怒り・愚かさが心の塵であり垢であることを知り悟りを開く。
夜にあれこれ考えず、頭を休める。
命をいただきます、命をごちそうさまでした。
最初に気づく感性。
私は私で精一杯生きているから平気と自己肯定感を持つ。
チャンスを活かせ。
人生には嫌でもやらなければならないことが沢山ある、自分の可能性を試す場、実績を積める場、相手の役に立てる場が与えられたと思う。
シゴトやタニンゴトをジブンゴトにする。
不自由を常と思えば不足なし。
その時心の底からそう思って決めれば後悔しない。
やるべきことをやったのなら、後はなるようになる、なるようにしかならない。
考えるのは積極的に出口を見つけようとする、悩むのは出口から遠ざかり解決策にはならない。
やればできる、最後までやってごらん。
将来を予測して準備することが今できること、明日は明日の風が吹く。
何事も恩返しと思いやってみると前向きに取り組める。
無明に気づいて少しずつ努力する。
世の中は無常ゆえ、変化に対応した手立てを打つ。
レールを外れる時は一段上を目指す。より高い目的のため。