【書評-132】 生きるのがラクになる「心の洗い方」
生きるのがラクになる「心の洗い方」
枡野俊明
筆者は横浜市鶴見区にある
曹洞宗徳雄山建功寺(最寄駅:鶴見駅、菊名駅)のご住職。
多摩美術大学 環境デザイン学科教授。
国内外で禅の庭をデザイン。
本来無一物、本来の私たちの姿。
洗心=心に積もった塵や埃を払う為の良い習慣を持つことで心が洗われます。
【心に響いた教え】
他是我有、毎日コツコツ実践。目標=今やることを明らかにすること。能力を十分に出し切って生きる。何事も経験と楽しむ。他人と比べない、自分が人生の主人公。
視線を定め、心を落ち着けて、自分は何がしたいのか、どんなことが好きなのか、どうなりたいのか、を考えて明らかにする。どんな足取りで人生を行くかは自分に任されている。他人をアテにしない。捨てること=自由になること。
どんな結果も事実として受け止める。リストラはリスタートのチャンス。好きなものを見つける。
切り替え、自宅に入ったら仕事のことは忘れる。なまけることに徹する。
随所快活、等身大・自然な自分で。心の中のもう一人の自分を意識する。
みんなちがって、みんないい。自分にできることを精一杯やればいい。
嫉妬は自分を見失う、幕妄想。誰とも違う絶対的な自分。
抑える度合いと素直な自分を出す度合いのさじ加減。深呼吸して自分の意思も保ちながら譲りどころを提案する。
無財の七施
眼施、和顔施、言辞施、身施、心施、床座施、房舎施。
小さなことの積み重ねが確かな足跡になる。毎日同じことをやる。実際に体験する。
本当に好きなこと・情熱が一番大切。自信と誇り。
評価なんてついてくればいいし、ついてこなくてもまたよし。人の褌で相撲を取らない。
今なすべきことしかできない。
歳を取ることは円熟すること。
もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていることをやるだろうか。
スティーブ・ジョブズ