【書評-12】 お坊さんに学ぶ長生きの練習行かなきゃ、なにも、はじまらない


お坊さんに学ぶ長生きの練習

藤原東演

筆者は臨済宗妙心寺派宝泰寺住職。サールナートホール館長。駿府城下町(静岡市)にある、宝泰寺に生まれる。

京都の東福寺専門道場で修行。

妙心寺派布教師会会長、妙心寺派教学部長、

浜松大学非常勤講師などを歴任。

平均寿命の長い職業は僧侶、実家家、政治家だそう。

定年がない、節制する、瞑想による精神の安定、

読経による呼吸器官鍛錬と脳の活性化が理由と。

その健康法を紹介するのが本書。

長寿の5原則

呼吸を整えること
食事の節度
心の切り替え
感情のコントロール
生活を整える、毎日決まったルーティン
お釈迦様の教えを声を出して読む

【心に響いた言葉】

長く深く息を吐き、身体全体に酸素が行き渡るようにイメージしながら息を吸うことで血行が良くなり神経のバランスが回復する。

気は長く、勤めは堅く、色薄く、食細うして、心広かれ。

天台宗の天海が徳川家康に送った歌

心を痛めるのがいちばんの毒であり、寿命を縮める。
前後裁断 過去の心を引き継がない、今の感情を捨てる。何事もご縁だな、有難いな、と納得する。

遊戯 何かにとらわれることなく、遊び楽しむ(自由に生きること)。仕事も遊び、遊びも遊び、人生そのもの遊び。分に従って、楽しく嬉しく生きている人。

欲の紐付きの行いではなく、隠匿を積む。見返りを期待しない、人が気づかないこと、嫌がることを、できることで良いからやってみる。

自分だけが辛い思いをしているという不満

自分に対する評価の不安、恐れなどは

他のみんなも持っている、

心のトレーニングの必要性を改めて感じました。

お坊さんに学ぶ長生きの練習 [ 藤原東演 ]

知識を蓄えるには読書が一番