【書評-118】 無心ということ
無心ということ
鈴木大拙
鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に参禅。
1897年より米国でオープンコート社編集員となり、
1909年に帰国。1921年大谷大学教授
The Eastern Buddhist Societyを設立
無心は仏教思想の中心で東洋精神文化の枢軸。
【心に響いた教え】
無心 何の意図ももたない、雲。心なきところに働きが見える、雁・水。
絶対受動性、不平を言わず何でも受け入れる。
自由=対立したものから抜け出し無分別の世界に入る、遊戯三昧=何にも拘束されない。心にはからいがない。
柔軟心、はいったものをすっと包む。力まない、我慢もない。