【書評-116】 「1」ってなに?
「1」ってなに? 生きるためのたったひとつ
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。
スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を
とられたのち、1980年に派遣されて来日。
講義形式の話と対話形式の話がある。
自分にとって不可欠なこと、ためになることを
遠慮なく質問を投げかける。
【心に響いた教え】
仏教は生きる(命)とは何か、その仕組みは何か、どのように生きればよいか、何のために生きるのかを知り尽くしている。
どの時代、民族でも、必要なものが手に入らず困っている・悩んでいる。
生命に必要なたった一つのものは?それは食べ物・栄養で、それが一です。モノではなく働き・機能。心の栄養が大切。
心に毒(悩み・怒り・嫉妬)を盛らないで。幸せはモノではなく心が感じる・決める。
心が喜びを感じたいだけ。心は現象であり実体はない。
慈悲の心が生命に必要なたった一つ。
生きとし生けるものが幸せでありますように。