【書評-106】 できる人の秘密
できる人の秘密
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。
スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を
とられたのち、1980年に派遣されて来日。
能力=可能性。相手を支配・管理しない。
自由になるための仏教的能力開発。
人格向上、こころを清らかに、努力すること。
【心に響いた教え】
判断というのはあまりにも主観的故、気にする必要はない。自分が自分自身の性格を判断する。人の性格はあいまいで流動的に変わる。
今現在の価値観も刻々変わっていくから、世の中の判断・批判は気にしない。理性のある人、道徳に優れた人、人類を慈しむ人の批判は真剣に受けとめること。
生命の多様な向き不向きをありのままに知る。能力一つを発揮すれば充分。
業 行為には結果がある。
欲型(喜び・楽しみ)
怒り型(批判的・暗い)
無知型(無関心・気づかない)
信仰型(簡単に納得・鵜呑みにする)
論理型(理屈・妄想)
知識型(結論・答え・ひらめき)
妄想をやめる
時間を短くする 今すべきことをやる
一個の部品作りに徹する
喜びを感じる 感謝して取り組む
慈しみ 皆の喜ぶ顔が見たい
思考を整理する 考えている通りになる
こころをネガティブにしない
価値観を変える 毎日学ぶ
執着しない 能力は開発するもの
できないことを恥じない
仏弟子から学ぶ