【書評-100】 般若心経は間違い?
般若心経は間違い?
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。
スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭を
とられたのち、1980年に派遣されて来日。
お釈迦さまは誰でも理解できる言葉で
真理=普遍的で客観的な事実を完全に語った。
般若心経を理解するための知的な挑戦書。
【心に響いた教え】
六波羅蜜 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧。
五蘊皆空 肉体、感覚、概念、感情、認識は実体はない。
十二因縁 無明→行→識→名色→六処→触→受→愛→取→有→生→老死。
どこにも実体のないことを発見しなさい。悩む自分も実体がないことに気づきなさい。
心を強くする。
親を大事にするのは無常だから。
解脱しなさい、執着をなくしなさい、心を清らかにしなさい。無駄なことは語らない。
一切生命に対して慈しみを持つ。怒りは猛毒である。
無常、苦、無我。善いことを善い気持ちで話す。
眼、耳、鼻、舌、身体、心 で感じる。感覚が途絶えることはない。
生命は苦である、苦が消えることが幸福。私のという気持ちが苦しみを作る。自分の妄想を減らす。
一切は無常。生きることは苦である。