【書評-10】 朝は三つの毒を捨てなさいに生き、昼は三つの毒を捨てなさいに生き、夜は三つの毒を捨てなさいに眠る

平井正修
筆者は安倍元首相、中曽根元首相も座禅に参禅する
臨済宗全生庵(東京都台東区谷中)のご住職。
貪瞋痴 三毒である 欲しい、怒る、愚かな心を
断ち切る、転ずる 方法を示してくれる書。
【心に響いた言葉】
明日を夢見る暇があったら、今日をしっかり生きなさい。
学ぶということは、まねをするというところから出ておる。一所懸命にまねたら、必ず、自分のものになる。
忍耐することができる人は、有力の大人というべきである。つまり心の強い立派な人。徳を積む機会をいただき有難い。
お釈迦さま
自利利他 自分のためが、他人のためにもなる行動を取る。お布施で自分の執着を手放す。いかに世の中に役立つ製品を生み出す人も、まずそういった製品を生み出すことにやりがいや楽しさを感じる、という自利があり、それが世のため人のための利他になる。
六波羅蜜
布施 | 惜しまず与える |
持戒 | 殺さず、盗まず、不道徳な行為せず、 ウソつかず、酒を飲まず |
忍辱 | 耐え忍ぶ |
精進 | 努力する、一所懸命に物事にあたる |
禅定 | 心を鎮めひとつのことに集中する |
智慧 | ありのままに受け止め真理を見極める |
現在の日常の具体的なシーンでの対処方法を
分かりやすい解説されています。